柴犬里親日記

新しい家族を迎えました。初めてのペットにして老犬(13歳)。不安な旅の記録です。

18日目のお富さん

特に健康面で問題がなさそうなお富さん。

快便・快食。食えるときに食う、食う、食う、貪欲に食う。動物として極めて正常です。

考えてみると、食べることに全神経を集中させるお富さんは、幸も不幸もないのかもしれないな。なまじ、計画的に食料を調達でき、当面は食べることに困らないばかりに、ぼくたち人間は「余裕」を得た。

その、「余裕」が目に見えないことを想像する能力ーー思考(概念)を生んだんだろうな。ぼくたちは思考することで不幸になったり幸福になったりする。

幸・不幸なんて「考え方次第」とはよく言ったもので、考えることができなければ幸せも不幸せもない。

食べることのみ執着しなければならない動物性から解放された人間は、生きる目的は何か?とか、どう生きるか、なんて小難しいことを考えるようになって、不幸のスイッチを手にしてしまったんだろうな(幸せのスイッチも同時に手に入れたのかもしれないけど)。

お富さんを見ていて、彼女こそが動物としてはノーマルで、あくせく働いて、いろんなことに思い悩んでいるぼくは動物の種としてはアブノーマルなんだろうな、と思ってしまいました。

お富さんは不幸を感じることってあるのかな?

キャンキャン鳴いて嫌がることはあるみたいたいだけど不幸というのとはちょっと違う。

ん~、今度お富さんに聞いてみよう!
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