柴犬里親日記

新しい家族を迎えました。初めてのペットにして老犬(13歳)。不安な旅の記録です。

2週間目夜のお富さん

お富さんを家族として迎えてから、家の空気が変わりました。

かつて、経験したことがあるような感覚。

そう、わが家に赤ちゃんを授かった、あのときの感覚に似ている。

生活のリズムや家族の行動規範が自然と変わっていく不思議な力。

 

でも、お富さんに関して言うと、赤ちゃんより手がかからない。

すでに13歳だから、人間で言うと60代後半?

論語では70歳ともなれば「従心(じゅうしん)」。

心の欲するままに行動しても人の道を踏み外すことがないという境地。

 

確かに、吠えない。悟っているようにも見えなくはない。

 

でも、フードを前にしたときの姿はとても「従心」とは言えません。

ちょっとしたパニックになっているようにも見える。

まるで3日間食べ物にありついていなかったような貪欲さで、お皿に顔を突っ込んでいます。

 

ひょっとしたら、「恍惚の犬」になっているのかな?

確かに、散歩で家に向かっているつもり(?)で、家の前を素通りしたりする。

鼻が効いているようで効いていないんじゃないかという疑惑も。

 

少しずつ、お富さんのことを理解していきたい。

できれば会話もしてみたい。


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